森の風景(その2)

 

● 長橋なえぼ公園 ●

 

2001年 冬の風景です
3月5日朝、思わぬ大雪になりました

 

2001年 秋の風景です
 
beautiful!ヤマモミジの紅葉 すっかり落葉したシラカバの小道
   
公園内を流れる小川にも秋の風情が・・・ ブナ科樹木の黄葉〜褐葉

 

  長橋なえぼ公園は、市内中心部から車でわずか5分のところにあります。
ここは明治26年林業用苗圃苗畑(びょうほなえばた)の第一号として開設さ
れ、長い間、道内の緑化事業に貢献してきたところです。いまもなおその面影
が残っています。

  総面積が31ヘクタールで、このうち育成用畑地が6.3ヘクタールだった
ので、もともとがその大部分は自然林だったということになります。この中に
は人工植林も混在していますが、自然のままの林がよく保存されています。

  平成9年には、長橋なえぼ公園として生まれ変わり、散策を楽しんだり、
自然観察の場として利用しやすいように整備されました。それに伴って、「森
の自然館」という施設ができました。その中には草花の写真や樹木の標本な
どが展示されているほか、セミナー室とクラフト室があり、多くの小学生たち
が自然体験学習に利用しています。冬の給餌台には野鳥やリスが毎日、
姿を見せてくれます。

  公園内の地形は凹凸で湿乾、陰陽など変化に富み、四季を通じて絶えず
清流が流れています。
  春はミズバショウ、ザゼンソウ、シロバナエゾエンゴサク、キタコブシ、それ
に4千本もあるといわれる多種のサクラが見物です。
  夏には、日本では小樽が北限となっているウワミズザクラや巨大なオオウ
バユリ、可憐なベニバナイチヤクソウやレンプクソウが見られます。
  秋になると紅葉するナナカマドとハウチワカエデにツタウルシ、黄葉するイタ
ヤカエデは見事です。
  また、野鳥は四季を通じて、さえずりだけではなく、その姿も見やすいとこ
ろです。アカゲラの赤、オオルリの青、キビタキの黄色は鮮やかです。