森の風景(その1)

 

● 旭展望台周辺 ●

  旭展望台は、街からすぐ近くにある
景勝地で、小樽の街並みや小樽港を
一望できるほか、まだ山裾に雪が残
る春先から晩秋まで自然にたっぷりと
浸れるところです。小樽商業高校前か
ら展望台までの約800メートルの舗装
道路には、早朝の散歩やジョギングを
楽しむ人々の姿が多く見られます。

  またその周辺一帯は小樽市旭町健
康保安林とよばれる森になっています。
全部で18ルート(総延長約15Km)の
自然遊歩道がカラマツ林や雑木林の
中を網の目のように走っており、手軽に
自然に触れることができます。

  春は可憐なカタクリ、エンレイソウ、
エゾエンゴサクの花々が春の訪れを告
げます。少し暖かくなるとウグイス、オオ
ルリ、キビタキがやってきて、元気にさ
えずり、心を和ませてくれます。

  夏になるとチョウやバッタ、セミなどが
多く、子供達も楽しむことができます。

  山の幸といえば、春にはウド、フキ、
コゴミ、ギョウジャニンニク、タラの芽を、
秋にはキノコ、ヤマブドウ、コクワ、クリ、
クルミなどを楽しむことができます。

  一方、展望台のすぐそばの広場に
は、本のページを開いたようなデザイ
ンの小林多喜二の文学碑があり、さ
らに少し歩いたところには歌人小田観
螢の歌碑もあります。

  展望台は夜景のスポットとしても有名
で夜昼を問わず観光客が訪れるところ
でもあります。

体長4cmのエゾハルゼミです
5月、ウグイス、アオジ、センダイムシ
クイ、メジロ、クロツグミが元気よく
さえずっています。
 
7月、展望台から見た小樽の街並みです。
 
6月、草木の葉が広がりエゾハル
ゼミが騒がしく鳴いています。